病気で一時的にお金が必要!そんな時に陥りやすい借金の罠

人は、いつどんな病気にかかるかわかりません。それまで元気だった人が、ある時、突然、働けなくなってしまうこともあります。そんな時、会社などの正職員であれば、有給休暇を取る、傷病者手当てを受け取る、などの対処が可能ですし、たとえばインフルエンザにかかったからといって、急にお金に困るようなことはないでしょう。ただ、正職員でも、あまり長期になってしまうと、有給を取り続けるわけにもいきませんし、小規模の企業だと、社長が保険に加入していなかった、などというケースもあるようです。

一方、アルバイトで生活を繋いできたような場合には、病気などで仕事を休んでしまうと、その休んだ分がダイレクトにお給料に影響してしまい、突然、生活に困るような場合もあるでしょう。仕事をしていた期間や、毎週の仕事時間数によっては、まったく保険が利かないこともあるでしょう。

このような事態に陥って、生活費が足りない場合に、気軽にキャッシングを利用してしまうと、返済の計画が立たず、後々、後悔することになります。特に、アルバイトしかしていない場合、銀行からの融資は受けづらいですから、利率も高くなりがちで、返済が困難なケースが多くなります。生活費など、削るのが難しいところが不足してしまったとなると、元々、ぎりぎりの経済状況でやりくりしていた場合には、まず、ほとんど返せないでしょう。下手に動くと、闇金融に捕まってしまいます。このような状況では、借金はつくるべきではありません。

キャッシングをせずに、このピンチを切り抜ける方法を模索してみましょう。発熱、インフルエンザなどの一時的な症状だった場合には、治ってしまえば働くことが可能ですから、一時的に身近な人の助けを借りるという方法が考えられます。親やきょうだいなど、ごく少額ずつ返せるような間柄の人から借りられるのであれば、金融機関からお金を借りて、多額の利息を払わなくても済むことがあるでしょう。

うつ病などのように、長引く可能性のある病気であれば、障害者年金の申請をしたほうが良い場合があります。この場合、医師の診断書が必要になり、実際にお金が下りるまでに時間がかかってしまうため、その間、別の方法で凌ぐ必要が出てきます。

失業保険は、正職員で保険に加入していなかったケースの場合、2年ほど遡って加入することができる例もありますので、役所で確認してみると良いでしょう。フリーターの場合も、ある程度以上の仕事をしていた場合には、保険が利く場合があります。ただ、この失業保険というのは、求職していないともらえないことになっていますので、受け取るためには、最低でも月2回ほど、ハローワークに通う必要があります。

とはいえ、実際にはこうした福祉制度があっても、救済の網から漏れてしまう方もいらっしゃるでしょう。困った時は、とりあえず行政のほうでご相談ください。

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