これってブラックリストに載るの?借金の信用情報とその照会について

キャッシングといえば、よく耳にするのが、このブラックリストという言葉ですが、これは信用情報機関において、3ヶ月以上の延滞などの事故があった場合に、事故者リストとして登録されているもののことです。

クレジットやキャッシングなどを、何事も起こさずに利用している場合、ここに載ることはありませんが、時々、「これってブラックリストに載るの?」という心配をされる方を見かけます。その理由が、消費者金融を利用したから、キャッシングを利用したから、などですが、こうした条件だけでブラック扱いになることはありません。

では、この場合はどうでしょうか。あるキャッシングカードを利用して、その支払いが10日ほど遅れてしまった月が、3ヶ月続いてあった、などの場合です。結論から言えば、これ自体はブラックの対象ではありません。支払いが10日遅れても、10日後には支払っているのですから、そこで一旦、延滞という状況が解消されているためです。逆に、その3ヶ月の間、まったく支払いができなかった場合には、事故扱いとなり、ブラックリストに載ることになりますので、こうしたことが起こらないようにする必要があります。

借り替えでブラックになるのでは、と心配される方もいらっしゃいますが、こちらも問題ありません。より金利の安い銀行などで、借金の「おまとめ」をすること自体は、返済の近道になりますが、ブラック対象ではありません。むしろ、審査に通るのであれば、できるだけ金利の安いところで借り替えるほうが、上手に借金をしているということになります。

ブラックとは逆に、ある程度キャッシングなどを利用し、滞りなく返済していると、優良顧客として扱われ、キャッシングの枠が拡張される場合があります。適度に借りて、きちんと返すのは、決してマイナスにはなりません。

稀に、返済をした後、過払い分を請求したらブラックになると思われている方がいらっしゃるようですが、こうしたこともありません。過払い分は、消費者金融などでは生じることが多々あります。債務整理、自己破産などでブラック扱いになることはありますが、過払い分を請求したからといってブラックリストに載るということはありませんので、ご安心ください。

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