銀行員に聞きたいキャッシングのあれこれ!よくある質問と解答

キャッシングは、利息がかかるものですから、不安になる方も少なくありません。初めてキャッシングを利用される方、返済が滞りそうな方など、不安になる要素は似ている点が多く、同じような質問が多数、見られます。ここでは、「銀行員さん、教えてください」、と尋ねたい、よくあるご質問にお答えしたいと思います。

どこから借りたら安全か、金利が安いか、などのご質問ですが、基本的には審査は厳しくても、銀行系のほうが金利は安くなります。クレジットカード(信販系)のキャッシングや、いわゆる消費者金融系のほうが、利息は高くつくことが多いです。現在、利率15~20%と宣伝している金融機関は、利息が法に則っているという意味であって、合法な利率としては最大の利率であると言えますので、審査は甘いでしょうが、高い金利であるということは理解しておいたほうが良いでしょう。もっと詳しく知りたい方は、口コミ情報やキャッシング関連のブログ、ランキングなどを調べてみると、具体的な業者の名称まで調べられます。ただ、こうした情報は、情報の信頼性を高めるため、必ず複数、お調べください。

キャッシングをしたら住宅ローンが組めなくなるのか、車のローンは…というご質問には、そんなことはありません、とお答えします。キャッシングをしたからといって、即座に信用が落ちるということはありません。但し、返済に延滞がある場合、債務整理で利息を減額した場合、自己破産手続きを行ったことがある場合など、きちんと返済できなかった場合には、審査に落ちることが多いです。もっとも、キャッシングの延滞の場合は2年ほど、カードローンなどの場合は5~10年ほど経過すれば、信用情報機関の事故記録が消えるため、事故を起こした業者以外での借金は可能になります。

キャッシングの審査は、本人/在籍確認、収入確認、事故情報確認といったものが中心です。連絡が取れなかったり、本人の職場情報が間違っていたり、収入が足りなかったり、過去に事故があり、その記録が残っていたり、という要因があると、落ちてしまう場合が大半です。

キャッシングと名のつくカードローンでない限り、キャッシングの返済は、翌月の一括返済となります。また、カードローンの場合には、月々の引き落としとATMからの追加返済という形式が一般的です。返済日を待たずに返済したい場合、ATMで入金すれば良い場合が多いのですが、クレジットカードで、ATMでのカード利用ができない状況の場合、電話をすれば振込先を教えてもらうことができます。ただ、定期預金担保貸付をご利用の場合には、自動的な引き落としがなく、入金しない限り、定期預金の範囲内で利息を取られてしまうため、ご注意ください。

ちなみに、キャッシングとカードローンでは、返済回数がその違いで、キャッシングは一括、カードローンは分割になります。当然、金額的にもキャッシングのほうが少なくなります。ただ、実際には、カードローンの一部はキャッシングと称されており、見分けがつきにくいのが現状ですね。

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